就活はみんな違って、みんないい!〜リクナビの記事を読んで〜


 去年のいまごろ、就活に明け暮れておりました。考えてみれば、3月が一番企業説明会に出向いて、一番就職試験を受けていた時期でした。

後輩の話をきいて、ああそんなこともあったね。といまは、遠い昔のことのようです。


そんななか、興味深い記事を見つけました。



なぜリクナビは就活生を追い詰めるの?(山本直人) - BLOGOS(ブロゴス)  
リクナビのトップで「内定を獲得した先輩は、あなたよりも多くエントリーしています。」と煽られる無惨な就活生 - ヘンテナブログ                       



こんな感じに私も追い詰められてたなと思いだしました。


3年生の12月解禁の就活自体が、嫌でしょうがなかったです。そんななか、自分に自信のない私は情報に騙されていました。当時の私の心境をあらわすと、、、


『人より多くエントリーして、人より多く会社説明会にいかなきゃ!』と量の作戦に出てました。


10社未満の企業をうけ内定をもらった友人

同じ大学の友人で、10社未満の企業を受けて内定をもらった子がいます。

彼女の就活の本格的スタートは、なんと6月。

 彼女は、個人的に音楽活動をしていてそれを続けられるための企業を選んでいました。
 
 彼女が、働く条件として考えたのは、、、

1.音楽活動のため、勤務地は東京都内。
2.産休育休が充実している
3.シフト勤務であること

でした。考えてみれば、彼女はとても賢い選択をしていましたね。

一方のわたしは、勤務条件を冷静に考えるよりも“やりがい”というものを面接で説明するためにとても苦戦していました。
 お恥ずかしながら、受けた会社の数は40社近く、エントリー数だけでいうと100社近かったと思います。

 そして、4月ぐらいから私のなかでも条件がさだまり始めました。

1.東京勤務
2.土日休み
3.営業

たったこれだけです。しかし土日休みと定めただけで、販売職は必然的に志望する職種から消えました。


やりがい探し地獄の“就活” 

  面接で一番苦戦したのが『あなたは、この仕事についたら、どういうことろにやりがいを感じると思いますか』という、質問です。

正直、企業のホームページや会社説明会やOB訪問で得た情報をよく読んで、作戦を練りましたが惨敗。

そんななか、大学の就職課の方からあるお言葉をいただきました。

『いまの就活をしてる学生って“やりがい”を求めすぎて、就職活動で自分探しを始めて悩んじゃうんだよね。そうじゃなくて、“ここなら三年なんとかいれそうだな”ぐらいでいいんじゃないかな?全てがピッタリ合う企業はないよ』


やりがいなんて、簡単に見つけられない。そうか、やりがいは就職活動の建前みたいなもんなんだと。というか、アルバイト以外に働いたことのない私が働くイメージってもてるの?と冷静に考えてみました。

そして、その就職課の職員の方はこうおっしゃいました。


『面接でわからないことを無理に答えないほうがいいよ、わからないことは“すみません、現代段階ではわかりません。勉強不足ですみません”って答えたほうがよっぽど謙虚で好感持てるよ。』


わたしは、その方のおっしゃっていただいた通りに面接を進めたところ。7月の中旬、一つ内定がでました。


40社近く会社を受験して得たこと


わたしが、多くの会社を受験してよかったなと思えることがあります。

それは、ある就職説明会でとても尊敬できる友人に出会えたことです。

彼女は、他大学に通う学生で私が就職説明会にて『友だちになりたい』と思い声をかけ、その後卒業旅行に行くほどの仲になりました。


もし、就職活動に悩んでる新4年生や始まる就活に少し不安を覚える新3年生は『仕事のやりがい』を考えるよりも『自分が働く条件』を一度考えてみてはどうでしょうか?

わたしは、大好きなアイドルの握手会に行くために土日休みの会社を選びました。


また、就職活動を色んな“出会いの場”として考えてはいかがでしょうか?

ここで一つ注意しますが、就職活動で恋愛がらみの出会いを求めてもいいと思いますが、周囲のカップルの交際状況から見て個人的にオススメしません。

 
みなさんの就職活動や採用活動などに、わたしの経験談が少しでもお役にたてれば幸いです。もちろん、人には人の就活があります。正解はないと思います。受験勉強とは違い早く始めればいいってもんじゃありません。あくまでも、全ては参考程度にやるのが一番です。